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肌のハリ・弾力を維持するコラーゲン以外の成分

肌だけでなく、髪・眼球・骨・関節・血管など体内のあらゆる部分に存在するコラーゲンですが、肌では弾力や強度に関与する成分で、ベッドの下のスプリングのようにバネのような働きをして真皮層を支えています。

そんな肌のハリと弾力に欠かせないコラーゲンですが、25歳を過ぎた頃から加齢とともに減少していくだけでなく、酸化や糖化、コラーゲン代謝が滞ってくることもあり、質が衰える劣化もはじまってきます。

肌のたるみというものを考えた場合、こうした真皮層のコラーゲンの減少や劣化も大きいのですが、それに加えて、表皮の厚みそのものも若いころと比べて薄くなってくる(皮膚の菲薄化)ので、それもたるみにつながってくると考えられています。

重力に負けないハリのあるたるみ知らずの肌をつくるにはどうしたらいいか?

その鍵を握るのは、もちろんコラーゲンの摂取です。ただ、コラーゲンだけを摂取してもダメで、コラーゲンの材料となるタンパク質、線維芽細胞でのコラーゲンの合成を助けるビタミンCと鉄分も忘れずに一緒に摂ることが大切です。

例えばタンパク質が不足すると新しいコラーゲンの合成や古くなったコラーゲンの分解がうまくいかず、コラーゲンの新陳代謝に悪影響がでてしまいます。また、コラーゲン特有のアミノ酸である「ヒドロキシプロリン」を作り出すためには酸化還元酵素が働く必要があり、その酵素がしっかり働くためにはビタミンCと鉄分が必要になります。

ドリンクやサプリから摂取したコラーゲンペプチドが全身をめぐり、線維芽細胞に辿り着いて繊維芽細胞を活性化しても、そこにコラーゲンになる材料があり、コラーゲンを作るための酸化還元反応に必要な成分が不足していては、つくられるコラーゲンは不完全なものになってしまうということです。

日本人の食事摂取基準2015年版を参照すると、30~49歳女性に推奨されるタンパク質の摂取量は50g、ビタミンCは100g、鉄は10.5gです。2011年の国民健康栄養調査報告を見ると、この年代のタンパク質の摂取量は60.7gと足りているものの、ビタミンCは76mg、鉄は6.6mgと足りていない状態です。

データ:日本人の食事摂取基準(2015年版)


コラーゲンの合成に鉄分が重要な役割を果たしているというのは知らなかったという人のほうが多いと思います。鉄は月経で毎月出血のある女性は特に失われやすいミネラルです。血行にも影響してきますから、意識して摂取する必要があると思います。

肌のハリ・弾力を維持するための重要な成分・キーワード

コラーゲン以外の肌のハリ・弾力を維持するために重要な成分や押さえておきたいキーワードを紹介しておくと、

要チェック繊維芽細胞

コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸といった成分を産生する生産工場。コラーゲンを摂取するときにビタミンCも一緒に摂れというのは、ビタミンCがこの繊維芽細胞を活性化してくれるからです。

要チェックエラスチン

コラーゲンやヒアルロン酸とともに肌を構成し、弾力性や伸縮性に関与している成分。コラーゲンがベッドでいうところのスプリングなら、エラスチンはそのスプリングをつなぎとめて支えている部分になります。

要チェックヒアルロン酸

保水力抜群の保湿成分。ペッドでいうところのスポンジにあたる部分で、ヒアルロン酸が水分を保持することでふっくらした潤いのある肌が可能になります。加齢、糖化、高脂肪食によって合成力が弱まってしまいます。


肌のハリ・弾力を取り戻し、それを維持するためには、線維芽細胞の活性を維持して、コラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸の合成力を高めなければいけません。

そして、「コラーゲンの効果についての最新レポート」にあるように、コラーゲンペプチドが繊維芽細胞を活性化することがわかっていますから、1日5000mg~10000mgを目標に食事から(不足している分はドリンクや粉末から)コラーゲン(+ビタミンC&鉄分)を摂取できれば、肌のコラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸の合成力を高めることができます。

多くの栄養素は、それ単体ではなく、そのほかの成分と組み合わせることでより効果を発揮するものであり、コラーゲンも例外ではありません。その真価を発揮するためには、ビタミンCと鉄分、亜鉛といった栄養素の力が必要になります。

せっかくコラーゲン食品/飲料を利用するのであれば、より効率よく効果があるように利用したいですよね。粉末コラーゲンを利用するときなどは特に、こうしたコラーゲンの効果を引き出す成分の知識があるとアレンジに役立つはずです。