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CMで注目!アロエステロールの効果とコラーゲンとの共通点・違う点

栗山千秋さんとカンニング竹山さんのCMで、おそらく多くの人がその存在を初めて知ることなった森永乳業の「アロエステロール」。

「分かってないなー、コラーゲンは口から入れても効率悪いの。体の中で作らないと。」

というセリフにドキッとした人も多いと思います。

「美肌・アンチエイジングのためにコラーゲンを頑張って摂取している。」という女性の興味を引いて、アロエステロールのほうに振り向かせる内容になっているのは一目瞭然ですよね。

このアロエステロールですが、森永乳業がアロエベラの経口摂取による人体への効果を研究していた過程で発見した有効成分ということで、アロエベラの葉肉部位に含まれる5つの植物ステロール(※)の総称とのこと。

※ 植物ステロールとは植物に含まれる成分の一種。


植物ステロールはこれまで主にコレステロールの吸収を抑える作用を持つ成分としてその存在を知られていましたが、森永乳業が発見したアロエステロールには、肥満防止、糖尿病予防、美肌効果など複数の効果が確認されているという点が特徴です。

特に美肌効果についてはここ最近になってわかってきた効果だということ。

森永乳業としてはまずはアロエステロールの認知度向上のために新成分に敏感な美容意識の高い女性向けに商品を開発したというのが実際のところだと思います。

「アロエステロールってどんな美肌効果があるのか?」

「コラーゲンを摂取するより効率的ってどういう意味?」

このあたりに着目してアロエステロールの効果とコラーゲンの関係について迫ってみたいと思います。

森永乳業が発見した「アロエステロール」の美肌効果とは?

アロエステロールには冒頭紹介したように健康や美容にかんする複数の効果が確認されています。その中から美肌効果についてピックアップすると、主に5つの作用が期待できるようです。

アロエステロールの肌に対する5つの作用

(1) 肌の水分量が増加、 乾燥小じわの改善
(2) 肌からの水分蒸散量を減少させる
(3) シワ予防
(4) 紫外線ダメージから肌を守り、ゴワつき・くすみを抑制する
(5) 繊維芽細胞に作用して、ハリ・弾力をUPさせる


肌の水分量を保持する保湿作用に優れるため、乾燥肌から派生する目元の小じわやゴワつきやくすみなどを緩和する効果があるという点が美肌に役立つ特徴といえると思います。

そして、コラーゲンとの比較でいうと、「繊維芽細胞に作用して、ハリ・弾力を向上させる」という点が気になりますよね。

アロエステロールを摂取すると、肌のハリ・弾力がアップするメカニズムは以下の通りです。

アロエステロールの肌のハリ・弾力UPメカニズム

【1】 血管を通って「真皮」に到達。
【2】 真皮にある線維芽細胞を活性化して、コラーゲンやヒアルロン酸の産生量が増加

※ 繊維芽細胞(せんいがさいぼう)とは、肌の真皮層にあるコラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸を作りだす工場のような細胞のこと。


肌のコラーゲンを増やしてハリ・弾力をアップさせるにはコラーゲン等を作りだす線維芽細胞を活性化することが大切です。

このことは、知っている人は知っている話ですし、当サイトでも何度も説明しています。しかし、世間一般では知らない人のほうが多く、いまだに食べたコラーゲンがそのまま肌のコラーゲンになると信じている人がいます。

だからこそ、「コラーゲンは口から入れても効率悪いの。体の中で作らないと。」というアロエステロールのCMのセリフにつながるわけです。

アロエステロールもコラーゲンペプチドも繊維芽細胞を活性化させる!

「線維芽細胞を活性化することでコラーゲンを作りだす力を高めて、肌のコラーゲンを増やす」

というアロエステロールの作用は、コラーゲンペプチドの働きと実はほとんど同じです。

コラーゲンペプチドも経口摂取した後、血管を通じて真皮の繊維芽細胞に到達すると、細胞活性化のシグナルを送って繊維芽細胞を活性化させます。その結果、コラーゲンエラスチンヒアルロン酸の産生量が増加して、肌の水分量やハリ・弾力がアップするというメカニズムでしたよね。


アロエステロールのCMは、「食べたコラーゲンが肌のコラーゲンの材料になる」という従来の考え方に焦点を当てるものであって、最新のコラーゲンペプチドの肌への作用については触れていません。

そのため、コラーゲンペプチドがどう肌に作用するかの知識がない人からすると、「コラーゲンよりもアロエステロールを摂取したほうが効果があるのかな?」と誤認してしまうと思いますが、それがCMの目的なので仕方ないといえば仕方ないです。

ただ、この記事を読んでくれているあなたにはきちんと事実を知ってほしいと思います。

アロエステロールもコラーゲンペプチドも線維芽細胞を活性化することで、肌の真皮層にあるコラーゲンやヒアルロン酸の産生を促すという点は同じです。

ですから、どっちが肌の水分量や弾力をアップさせる美容成分として効果が上か下か、と考えるのはあまり意味がないと思います。

アロエステロールとコラーゲンペプチド、摂取するならどっち!?

アロエステロールとコラーゲン(コラーゲンペプチド)の関係について整理します。

アロエステロールとコラーゲンの関係

要チェック アロエステロールには繊維芽細胞を活性化して、肌のコラーゲンやヒアルロン酸を増やす作用がある。
要チェックコラーゲンペプチドにも繊維芽細胞を活性化する作用が確認されている。
要チェックアロエステロールもコラーゲンペプチドを摂取しても得られる肌への効果は水分量・ハリ・弾力upと同じ。


気になるところを挙げるとすると、コラーゲンペプチドの場合は、1日5,000㎎の摂取量という明確や必要量がわかっているのに対して、アロエステロールの場合は、1日どれぐらい摂取すればいいのかわからないという点でしょう。

森永乳業の実験では、1日あたり40μgの摂取量で8週間続けたところアロエステロールの肌への作用を確認できたとあるんですが、1日40μgというのは果たしてどれぐらいの量なのか見当がつきませんよね。

森永乳業からは、アロエステロールが配合されたヨーグルトドリンクとヨーグルトが販売されていますが、この2つの商品についてもどれぐらいの量のアロエステロールが配合されているかわかりません。

美容のために頑張ってアロエステロールを飲もう、食べようと思っている人にとっては、1日の目標摂取量がわからないというのは、習慣として続けるうえで、ちょっと不安になってしまう部分だと思います。

※ 期間については2週間ということになっているようです。


摂取量については不明な点があるものの、アロエステロールを摂取することで肌の乾燥や小じわ対策、シワ・たるみ予防に期待できそうなのは、間違いありません。

個人的にはコラーゲンペプチドのほうが、肌だけでなく、髪・骨・関節の軟骨・爪・血管といった組織をつくりだす細胞の活性化を促してくれこともあって、全身のアンチエイジングに対する効果は高そうな気がしています。

まぁ、このあたりは実際摂取してみて、体感の良かったほうを選んだり、肌にいいものなんだから優劣つけず、一緒に摂取するというのが一番いいかもしれませんね 笑。